Panto(パント)は、1948年創業のイタリアの老舗自転車メーカー GIOS社 が手がけるミニベロロードです。ロードバイクをそのまま小さくしたようなシルエットが特徴で、20インチ(451)のタイヤにロードコンポを搭載したスポーツ寄りの設計です。
フレームはGIOS得意の 4130クロモリ(クロムモリブデン鋼) を採用。細くしなやかなパイプが振動を吸収し、長時間乗っても疲れにくい乗り心地を実現しています。フロントフォークはカーボン製で、軽量化にも貢献しています。
筆者の愛車紹介シリーズはこちらもあわせてどうぞ。
→ 愛車紹介① CarryMe|8インチの極小折りたたみ自転車レビュー
→ 愛車紹介② Renault Magnesium 6|約7kgのマグネシウム製折りたたみ自転車レビュー

💡「ジオスブルー」はイタリア国内でも独立した色名として知られる、GIOSのシンボルカラー。1972年にプロチームのスポンサーカラーを探す中で誕生した歴史ある青です。
スペック
| メーカー | GIOS(イタリア) |
| モデル名 | Panto 105 |
| カラー | ジオスブルー |
| 重量 | 9.7 kg |
| タイヤ | 20インチ(451) |
| 最大空気圧 | 110 PSI / 7.6 BAR |
| ギア | SHIMANO 105 2×11速(53T-39T) |
| クランクアーム | 170mm |
| フレーム | 4130クロモリ |
| フォーク | カーボン |
お気に入りポイント3選
① ジオスブルーとホリゾンタルフレームが美しい
まず見た目に惚れて買いました。鮮やかなジオスブルーはどの角度から見ても美しく、ホリゾンタル(水平)フレームのシルエットがそれをさらに引き立てます。CarryMe や Magnesium 6 はどちらかというと「かわいい系」ですが、Pantoは「かっこいい系」。ミニベロとは思えないロードバイクらしい佇まいで、駐輪しているだけで視線を集めます。
② ストップ&ゴーが快適
20インチの小径タイヤはホイールが軽く、漕ぎ出しと加速が軽快です。信号の多い街中では、ロードバイクよりもむしろこちらのほうが快適に感じるシーンもあります。SHIMANO 105の変速もスパスパと決まり、ストレスフリー。2×11速のギア構成なので状況に合わせた細かい変速ができる点も、街乗り〜ちょっとしたツーリングまで幅広く対応できる理由です。
③ ロードバイクのパーツが使える
Pantoが採用している20インチ451規格のタイヤは、ロードバイク用のパーツと互換性が高いのが大きなメリットです。タイヤやホイールの選択肢が広く、コンポもSHIMANO 105ベースなのでカスタムしやすい。ミニベロ専用パーツに縛られず、ロードバイクと同じ感覚でアップグレードが可能です。
気になるポイント(デメリット)
購入前に知っておくべきポイントも正直に紹介します。
① 思っているより重い
9.7kgという数字はミニベロの中では決して軽くはありません。Magnesium 6(約7kg)と比べると約2.7kgの差があり、担いで階段を上る輪行シーンでは如実に感じます。クロモリフレームの性質上、アルミやカーボンと比べると重くなるのは避けられません。
② ドロップハンドルは慣れが必要
Pantoはロードバイクと同じドロップハンドルを採用しています。慣れると長距離でも楽なポジションが取れますが、自転車初心者や普段フラットハンドルに慣れている方はとっつきにくいかもしれません。乗り始めの頃はハンドリングのクイックさにも少し戸惑うことがあります。
③ ミニベロ以上ロードバイク未満
ミニベロよりもよく走りますが、本格的なロードバイクのスピードや長距離移動には届きません。タイヤが小さいぶん路面の影響を受けやすく、荒れた舗装や段差では振動が伝わりやすいです。「ロードバイクの代替」として考えると物足りなさを感じることも。あくまでミニベロとして割り切って使うのが長く楽しめるコツだと思います。
こんな人におすすめ
- 見た目にこだわりたい・ジオスブルーに惚れた
- ミニベロでも本格的なコンポを使いたい
- 街乗りメインで週末のポタリングも楽しみたい
- 将来的にカスタムを楽しみたい
CarryMe、Magnesium 6 と比べても「自転車らしい自転車」がPantoです。CarryMeの愛らしさ、Magnesium 6の軽さとはまた違う、イタリアンクロモリの美しさと走りを両立したミニベロ。見るたびに「いい自転車だな」と感じさせてくれる、所有満足度の高い一台です。


